Webライターを始めようとする人から、100回くらい聞かれる質問があります。

パソコンを持ってないんですけど、スマホだけでも稼げますか?
申し訳ないんですが、その質問、もう聞き飽きました。
結論から言いますね。
「月3,000円のお小遣いが欲しいならスマホでOK。でも、月5万円稼いで生活を変えたいならパソコンは『絶対に』必要」です。
厳しい言い方かもしれませんが、これは精神論ではなく物理的な限界の話です。
プロ野球選手を目指すのに「バットは高いから、とりあえず素手で打席に立ってもいいですか?」と聞いているのと同じくらい、無謀なことなんです。
今日は、なぜ私がここまで「PCを買え」としつこく言うのか。
そして、お金がない中でどんなパソコンを選べば「安物買いの銭失い」にならずに済むのか、現場のリアルな視点で解説します。
プロの世界で「スマホのみ」が通用しない3つの理由
「いやいや、最近のスマホは性能いいし、フリック入力めっちゃ速いんで大丈夫です」
そう思うかもしれません。
でも、現場に出ればその自信は3日で折れます。
理由はシンプルで、「時給」が劇的に下がるからです。
「画面の切り替え」で人生を無駄にするな
ライティング作業の8割は「リサーチ(調べ物)」です。
PCなら、画面の左半分に参考サイトを開き、右半分で執筆する……
なんてことは息をするようにできます。
これがスマホだとどうでしょう?
ブラウザを見て、メモアプリに切り替えて、またブラウザに戻って……
この「数秒のロス」を1記事で何百回繰り返すつもりですか?
この作業ストレスは、ボディブローのように効いてきます。
集中力が削がれ、執筆スピードはPCの半分以下になるでしょう。
これではいつまで経っても時給数百円の世界から抜け出せません。
WordPress入稿という「地獄」
高単価な案件ほど、執筆だけでなく「WordPressへの直接入稿」を求められます。
ハッキリ言いますが、スマホでのWordPress操作は苦行です。
誤タップで記事が消えたり、画像の位置がズレたり、装飾ボタンが押せなかったり。
クライアントに「すみません、スマホなので装飾が崩れました」なんて言い訳は通用しません。
「じゃあ、PC持ってる他の人に頼みます」で即終了です。
スタートラインに立つためにも、PCという「参加資格」だけは持っておいてください。
ショートカットキーを使わないのは「縛りプレイ」
PCを使う最大のメリットは「ショートカットキー」です。
Ctrl+C(コピー)、Ctrl+V(ペースト)、Ctrl+Z(戻る)、Alt+Tab(画面切り替え)。
これらを駆使するライターと、指一本でタップしているライターでは、生産性に天と地ほどの差が出ます。
「道具への投資」をケチることは、自分の未来の時給を捨てることと同義です。
3万円で十分!「稼ぐための」貧乏脱出PC選び
「PCが必要なのはわかったけど、MacBook Pro(20万円)なんて買えないよ!」
安心してください。
私も最初は、中古のボロボロのノートPCから始めました。
Webライターの仕事は「文字を打つ」「ネットを見る」だけなので、高価なハイスペックマシンは不要です。
ただし、「これ以下だと逆にストレスで稼げなくなる」という最低ラインがあります。
ここだけは絶対に譲れないスペック条件をまとめました。
| パーツ | 推奨スペック(ここだけ見ればOK) | 現場の解説 |
| CPU | Core i3 / Ryzen 3 以上 | パソコンの頭脳です。「Celeron」や「Pentium」と書かれた激安新品PCは絶対に買わないでください。起動だけで5分かかって絶望します。 |
| メモリ | 8GB 以上 | 作業机の広さです。4GBだと、Chromeのタブを10個開いた瞬間にフリーズします。8GBあれば快適です。 |
| ストレージ | SSD 256GB 以上 | データの保管場所。「HDD」は遅すぎるので論外。必ず「SSD」搭載モデルを選んでください。 |
| OS | Windows か Mac | クライアントとのやり取り(ExcelやWord)を考えると、迷ったらWindowsが無難です。Chromebookはメイン機としては少し心許ないですね。 |
新品の2〜3万円のPCを買うくらいなら、3〜5万円の「中古のビジネス用PC(ThinkPadやLet’s note)」を買う方が100倍幸せになれます。
中古ショップやAmazon整備済み品で、上記のスペックを満たすものを探してみてください。
スマホは「最強のサブ機」として使い倒せ
ここまでPC推しをしてきましたが、スマホが役に立たないわけではありません。
PCを「母艦」、スマホを「機動力のあるサブ機」として使い分けるのが、稼げるライターの常套手段です。
- 音声入力で骨組みを作る:
散歩中やお風呂上がりなど、PCが開けない時にGoogleドキュメントの音声入力でバーッと喋って下書きを作る。これをPCで整えれば、執筆時間は半分になります。 - 即レスで信頼を勝ち取る:
クライアントからのチャット連絡は、スマホ通知で受け取って即レスする。これだけで「この人は連絡が早くて安心できる」と評価が上がります。
最後に:「稼げるようになったら買う」は順序が逆です
「ライターで稼げるようになったら、いいパソコンを買おう」
そう思っているなら、残念ながらその日は来ないかもしれません。
逆なんです。
「稼ぐために、先に環境へ投資する」のが正解です。
3万円の中古PCなんて、Webライターとして本気を出せば1ヶ月、遅くても2ヶ月で回収できます。
記事にして10本〜20本くらいの話です。
その数万円を惜しんで、毎月稼げるはずだった5万円、10万円のチャンスを逃し続けるのは、あまりにももったいない。
ボロボロの中古PCでも構いません。
まずは自分専用の「武器」を手に入れて、プロとしての第一歩を踏み出してください。
その覚悟があれば、元を取るなんて一瞬ですよ。


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